Windows Vista ではグラフィック関連の処理はカーネル外部で実行される？

Microsoft To Move Graphics Outside OS Kernel – OSnews
2chのX不要論スレより
http://pc8.2ch.net/test/read.cgi/unix/1132302694/224

マイクロソフト インターフェイスアーキテクチャのGiovanni Marchetti 曰く、
マイクロソフトは信頼性の改善のために、次のバージョンのオペレーションシステム
ではアヴァロン(グラフィックサブシステムのコードネーム)をカーネルの外部で動かすと
Techworldに語った。

ビッグニュース、なのか？
かつてのWindowsはDOSの上にGUIシェルを被せた X Window System のようなものだったと言われています*1。
それがバージョンを重ねるにつれて、パフォーマンスを稼ぐためにカーネル空間に取り込まれていったという記述を目にしたことがありますが、それに対してUnix系のOSでは頑なにGUIを提供する仕組みをユーザー空間で実行しています。
『UNIXという考え方』という本によればグラフィックシステムをカーネルに組み込んだ場合、グラフィックシステムのバグでシステム全体がクラッシュしてしまう事態が発生するため、システムの堅牢性を高めるためにあえてユーザー空間で実行している、といった記述があります。
これはUNIX系OSの実装の正当性を裏付けるものなのかはわかりませんが、Windows Vistaに触るのが楽しみになりました。
この辺をOS開発者であるひげぽん氏やBayGUI開発者のBayside氏に語っていただけると嬉しいな。みたいな。

*1:僕自身は使ったことはおろか、見たことすらない